検査案内
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検査の詳細をみる動物に真菌症なんてない。町の動物病院で診察していた私はそう思っていました。皮膚病を除き、日々の診察で真菌症を疑うことはまずありませんでした。
そんな考えが一変したのは、大学で動物の真菌検査を担当したことがきっかけです。さまざまな病態に真菌が関わっている事実を目の当たりにして、「動物の真菌症はないのではなく、検査がないから見つからないだけなのでは」という思いを強くしました。
人医療では、医療の高度化を背景に真菌症は増加しています。獣医療でも高度な治療を望む飼い主さんが増え、動物に抗がん剤による化学療法や免疫抑制を伴う治療を行うことは珍しくなくなりました。獣医師が真菌症と対峙する機会は今後ますます増えていくでしょう。
一方で「真菌症はよくわからない」と感じている獣医師が多いのが現状です。動物の真菌症についてはまだ情報が乏しく、診断や治療のツールも整っていません。MycoLaboは、検査を通じて、獣医師が真菌症と戦うためのパートナーになりたいと考えています。
原因がわからず治らない病気は、動物・飼い主さん・獣医師など関わるみんなに大きなストレスがかかります。そんな病気の原因として真菌症があるとき、わからない、治らないで終わらせないために何ができるか。常に考えて一歩ずつ前進させていく、そんな会社でありたいと思っています。
*MycoLaboの真菌検査事業は、令和3年度の東京都の創業助成事業に選出されました。
2000年 | 日本獣医畜産大学(現日本獣医生命科学大学)獣医学科卒業、獣医師免許取得 以後現在まで小動物臨床に従事 |
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2016年 | 千葉大学真菌医学研究センターにて病原真菌講習を受講 |
2016~ 2018年 |
東京農工大学国際家畜感染症防疫研究教育センター(現感染症未来疫学研究センター)にて、動物の真菌検査を担当 |
2021年 | 株式会社MycoLabo設立 医真菌研究センターを持つ帝京大学の大学院(医学研究科)に在籍、医真菌学を専攻 |
2023年 |
Multiple intra-abdominal fungal granulomas caused by Scedosporium apiospermum effectively treated with voriconazole in a Golden Retriever/ 学術論文 Case report: First isolation of Exophiala dermatitidis from subcutaneous phaeohyphomycosis in a cat./ 学術論文 |
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2022年 | 国内飼育下コアラにおけるクリプトコックス症の分子疫学的調査/学会発表 第66回日本医真菌学会総会・学術集会・真菌症フォーラム |
2021年 | 国内コアラにおけるクリプトコックス症検査2001-2021/学会発表 第65回日本医真菌学会総会・学術集会・真菌症フォーラム |
2018年 | Molecular diversity of the faecal microbiota of Toy Poodles in Japan/学術論文 Omatsu T#, Omura M#, Katayama Y, Kimura T, Okumura M, Okumura A, Murata Y, Mizutani T. J Vet Med Sci. 2018 May 18;80(5):749-754 #Corresponding author |
2016年 | 16S rRNAメタゲノム解析によるトイプードル21頭の腸内細菌叢の解析/学会発表 第159回日本獣医学会学術集会 |
2004年 | 痴呆犬に対するω-3不飽和脂肪酸投与の臨床生理学的検討/学会発表 第7回日本ペット栄養学会 |
2000年 | 犬猫の疾病統計に関する研究 XXVIII 犬の外耳道炎の犬種別発生状況/学会発表 第21回動物臨床医学会年次大会 |
商号 | 株式会社MycoLabo(マイコラボ) |
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設立 | 2021年5月13日 |
資本金 | 900万円 |
本社所在地 | 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀6-6-54 フラッツセラン101 |
代表 | 大村 美紀 |
事業内容 | 動物の真菌検査 |