以前から「培養しないで検体から直接真菌遺伝子を検出できないか」という要望を多くいただいていましたが、その声にお応えして、非培養法の遺伝子検査であるDirect-Fungiを追加しました。
Direct-Fungiについての詳細はこちら
真菌検査のゴールデンスタンダードはあくまで培養法です。非培養法はコロニーの形態観察なしに遺伝子だけで同定するのであくまで補助診断になりますが、一説には30%とも言われる真菌の培養陽性率を考慮すると、非培養法が役に立つ場面も少なくありません。
たとえば
・培養ができない、あるいは時間がかかる真菌種の検出。
ヒストプラズマ、ニューモシスチス、エンセファリトゾーンなど
・菌が死滅している場合。
・抗真菌薬をすでに使用している場合
などに有用です。
Direct-Fungi単体では薬剤感受性を調べることができないことが欠点ですが、培養同定や薬剤感受性のセットで検査をご依頼いただくことも可能です。どの検査を選んだら良いかわからないなどの場合は、「お問い合わせ」からご相談下さい。