MycoLaboの報告書を紹介します。このサンプルは、遺伝子同定と薬剤感受性のセットの報告書です。
MycoLaboの報告書の特徴
① 豊富な写真と簡単な言葉でわかりやすく
シンプルでわかりやすい報告書を心掛けています。真菌症は治療期間が長く、完治にいたるまでは飼い主様の協力がかかせません。病原体の写真を提示することで、飼い主様が真菌症を具体的にイメージしやすくなり、治療への理解やモチベーション向上にもつながっている、とのお声をいただいています。
② 視覚的に把握できる薬剤感受性
真菌の薬剤感受性にはブレイクポイントが設定されていないため、耐性(R)や感受性(S)の判定は行えません。このためMIC値(最小発育阻止濃度)での報告となりますが、数値だけでは解釈が難しいのが現状です。MycoLaboの報告書では、測定した抗真菌薬の濃度範囲の中で、MICがどの位置にあるのかを視覚的に示すことで、効果の判断に役立つよう工夫しています。
③ 治療に役立つコメント付き
検出された菌の一般的な性質や、起因菌としての妥当性、薬剤感受性試験の結果を受けた薬剤選択アドバイス、簡単なコメントなどを記載しています。